
2011/09/30
以前、fastwebというインターネットの会社とのテレビ契約のことで大変だったということを書きました。今回はインターネットと電話の契約のことで、昨日までに生じたことを書いてみます。長文です。
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リリリーン(電話の音)
「もしもし、シニョール・ヤマネですか? こちらは電話会社のwind(注:fastwebとは異なる電話会社)です。いま、fastweb社のインターネットをお使いですよね。私たちであれば、月に25ユーロでインターネットと電話、使いたい放題にできるんですが、いかがでしょう?」
「25ユーロ。あまり安くないですね。普段それほど電話は使わないので、もう少し安くなりませんか?」
「えーと。そうしますと、電話は使っただけお支払い、インターネットは使い放題で、19.9ユーロというプランはいかがでしょう。12ヶ月の特別契約で、その後は35ユーロになります。それに、モデムも無料でお貸しします。」
「1年だけですか。その後で35ユーロになったら高くなりますねえ」
「ご心配いりません。また1年後にこちらから電話させて頂いて、お安くしますから」
「そんな甘いことを言っても、1年後に電話して来るという保証なんてどこにもないじゃないですか」 (かなり慎重になっています)
「それはそうですけど、私たちだって一度契約して下さったお客さんを手放したくないんです。だから、掛けますよ」
「それか、こちらから掛けてもいいんですか?」
「もちろんです! 当社におかけ下されば、できる限りのことはさせて頂きます」
「それからね、会社を切り替える時にインターネットが使えなくなったりしたら、いやなんですよ」
「それはございません! なぜなら、裏側で切り替わるだけですから。それに、会社を替える時に電話やインターネット接続が途切れてしまったら、私たちが罰金を払わないといけないことになっているんです。ね。だから安心です。」
「ふーむ。 -しばし沈黙- わかりました。じゃあ、いいですよ」
「ありがとうございます! では、契約をするために、今からメールで契約書を送りますから、サインして送り返して下さい。それから、電話での音声契約を行います。明日の2時頃に音声契約のために電話しても宜しいでしょうか?」
「ええ、いいですよ」
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次の日の2時に電話がかかって参りました。
「シニョール・ヤマネですか? こちらはwindです。今から電話での音声契約を行います。契約内容は、インターネット使い放題、電話は応答時に30セントかかり、後は話放題、モデムレンタル料は月に3.5ユーロです。では進みます」
「ちょっと待って下さい。モデムレンタルが3.5ユーロ? モデムは無料だって伺っていますよ。それなら契約しません」
「そうですか。わかりました。確認します。ガチャ」
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後刻、電話がかかってきました。子会社や他の代理店を使ってお客を捜しているせいで、一回の電話で終了しないという煩雑さが生じるようです。
「申し訳ありません、モデムのことで説明ミスがあったみたいで。現在、モデムが無料になるプランは存在していないんです。前はあったのですが、終了したんです。それで、こういうのはどうでしょう。今のfastwebのモデムをそのままお使い頂いて、もし問題があればそのときに考えるというのは」
「え、でもwindと契約して、fastwebとの契約が終了したら、fastwebに今のモデムを返却しないといけないでしょう?」
「ところがね、そうとも限らないみたいなんですよ。モデムを返して下さいと言われない場合もあるんです。それに、モデムを購入なさるのも1つの案ですよ。20ユーロくらいですから」
「ふむふむ。(だんだん面倒になってきました)わかりました。まあ、それでいいです」
「ありがとうございます。では明日、音声契約のためにお電話しますね。」
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ところが、なぜか次の日、windからは電話がありませんでした。そうこうしているうちに、私の携帯がなりました。ジリーンジリーン!
「シニョール・ヤマネですか? こちらはfastwebです! なんか、windと契約しようとしておられますね。どうしてなんですか?」 (かなり強引な感じのする女性)
「だって、あちらの方が安いプランを提示してくれたので、替えようと思ったんですよ」
「いくらって言われましたか?」
「19.9ユーロですよ」
「私たちもその値段でいけます! いいですね。じゃ、契約にいきますよ」
「まだ何も言ってませんし! 勝手に話を進めないで下さい! とにかく、もうwindの人たちと結構話が進んでいるし、もうこのままwindと契約したいんですが」
「わかりました。でも、その場合は私たちと契約を終了するために50ユーロ払ってもらうことになります」
「え! 50ユーロ? なんですかそれは? 中途解約じゃないんだから、いわゆる縛り(イタリア語でヴィンコロと言う)なんて無いんでしょう? そんなお金がかかるなんて知らなかった!」
「これは契約終了金ですよ。契約を終了する時には終了金がかかる。当たり前です」
「むむむー」
「いずれにしても、19.9ユーロで2年契約。いかがでしょう?」
「もうちょっと安くなりませんかねえ?」
「何をおっしゃるんですか! そんなことしたら、今度は私たちの方が赤字になります! これはぎりぎりの値段ですよ!」
「赤字って。単にインターネットなんですから、そんなわけないでしょう!」
「どうしますか!」
「いま、この電話で契約できますか?」
「もちろんできます!」
「じゃあ、やりましょう!」
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強引に押し切られた形で、現在インターネットと電話の契約を結んでいるfastwebと契約更新をしました。このように、現在イタリアでは、インターネットのお客の奪い合い合戦が行われるので、カスタマーとしては安い会社を選べば良いのです。
しかし、おまけの話があります。
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リーンリーン
「シニョール・ヤマネですか? こちらはwindです。fastwebと契約されましたね? なぜですか?」 (若い女の人、真面目な感じ)
「そりゃ、あなたたちが音声契約の電話を掛けてくる前に、あっちもいい値段を出してくれたからです。残念ですけど」
「そうですか。じゃあ、私たちとの契約は途中まで進んでいましたが、無かったことにしますね」
「はい、またの機会に」
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リーンリーン
「シニョール・ヤマネですか? こちらはwindです。契約の件ですが。進んでいますか?」 (モデムの件で色々と丁寧に説明してくれた男の人)
「え、昨日も言いましたけど。そちらから音声契約の電話が無かったので、もうfastwebと再契約しちゃいましたよ」
「何回か電話したのですが、お留守だったもので・・・。で、fastwebは何と言っていましたか?」
「19.9ユーロで、2年契約です。それから、windに会社を替えるのなら契約終了金として50ユーロかかるって言われましたよ」
「ノネベーロ! エ・ウナ・ブジーア!!! (それはウソです!!!)もうそんな契約終了金なんて存在しないんですよ! まったくひどい!!!」
「なんとまあ・・・。でも兎に角今回はfastwebと契約してしまったもので。また次の機会がありましたら、そのときはお願いしますね」
「わかりました。インターネットや電話の接続に、何も問題はありませんか?」
「大丈夫です、ありがとうございます」
「それなら良かったです、アリベデルチ(さようなら)」
「アリベデルチ」
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リーンリーン
「シニョール・ヤマネですか? こちらはwindです。fastwebと契約されましたね? なぜですか?」 (若い女の人、棒読み)
「そりゃ、fastwebの方がいい値段を出してくれたから、なんですがね、windの方から電話が掛かってくるの、これで3回目ですよ!!!」
「そ、そうですか。しつれいしました。アリベデルチ」
「ボンジョルノ」
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効率を追求しがちな現代において、この手際の悪さには驚かされます。嘘も言われたみたいですし...。でも、結果としては比較的安いインターネットの契約を結べたわけですし、まあ良いのではないでしょうか。
こんなことではイライラしなくなった私。良い感じにラテン化が進んできたでしょうか?
2011/9/30 ヤマネ@Milano