ミラノ通信

燃える命

2011/10/31

ゴダイゴというグループのビューティフルネームという曲があります。
「名前、それは燃えるいのち、一つの地球に一人ずつひとつ...」

名曲です。で、今月は名前についてちょっと書いてみたいと思います。

自分がこの世に産まれたときに、親がいろいろな気持ちを込めて付けてくれた名前。これは一生の宝物ではないでしょうか。

外国では、相手が自分の名前をなかなか覚えてくれなかったり、ちゃんと発音してくれなかったりすることがごくごく頻繁にあります。特に発音しにくい音が含まれていると、正確に名前を覚えてもらえる可能性がぐっと低下します。

それでは困る。というわけで、外国を畑にして仕事をする日本人ビジネスマンの中には、自分の名前に予め外国名を用意しておいて、それで通す人もいるみたいです。たとえば篤史さんが"Andy"のように。

日本人の名前についてさておいて、イタリア人の名前ってどうなっているのでしょう。箇条書きにしてみました。

・名字(姓)の種類は極めて多い。35万種類もあるそうです。日本では25万種と言われているので、日本よりも多いですね。
・その一方で、名前の種類は極めて狭い。彼もマルコ、彼もまたマルコ、あの人もマルコ、というような調子。しかし、「名前とはそういうもの」なので、混乱は生じない。
・名前を創作することはほとんどなく、伝統的な、聖書の登場人物から取られたような名前が多い。
・ミドルネームを持っている人も多い。1つだけではなく、2つ以上のミドルネームを持つ人もいる。

名前に意味を付することは通常はできないわけですから、乱暴に言えば、イタリアにおいて名前は、識別記号のような役割にとどまっていると言えます。ここで優劣を持ち出すつもりは毛頭ありませんが、意味や気持ちが込められた日本の名前は、やはり燃える命、とも言うべき素晴らしいものですね。

2011/10/31 ヤマネ@Milano