ミラノ通信

こだわり

2017/02/27

誰しもが融通の利かない人と思われるよりは柔軟でありたいと思うのではないでしょうか。イタリアの人を見ていると、無意識的なこだわりが強いことに驚かされます。

日本人からみて「ひょっとして意味が無いのでは?」 と思えるイタリア人の「そうでなければならない」とされている事柄を幾つか挙げてみます。

・アイロンを無闇矢鱈にかける。
 (ピンとしたシャツは見た目にも気持ちがいいものですが、何も下着にまでかけなくても...)

・服装に関して、色合わせを過度にする。
 (それはそれで美しいんですが、潔癖といえるほどの色への過敏さ。全身紫一色、というようなスタイルはOK。ど派手なんですが。)

・ピザを食べる時にはソーダかビールを合わせる。
 (そういうルールになっているようです。)

・カプチーノは朝にしか飲まない。
 (昼~夜に飲んだら何がアカンのでしょうか。あと、食後にカプチーノは御法度。)

・食事は一品ずつ食べる。
 (私は日本の小学校で「三角食べ」というのを習いましたが、イタリアでは味が混ざるといって嫌います。)

・イタリア語は極めてボキャブラリーが多く文法も難解なレベルの高い言語だと思っている。
 (表現が豊かな言語は山ほどあると思いますが...。)

・クーラーの風が直接あたると具合が悪くなる。
 (イタリアの冷房は基本的に弱めです。)

特に一番最後の「クーラーの風問題」(勝手にそう呼ぶとすれば)はなかなか興味深いことと思って私は観察しています。確かにずっと冷たい風が当たり続けると体に良くないでしょうが、この点でイタリア人の反応は過度としか思えません。そして日本の感覚からすれば何も生じないであろう場合でも、実際に調子を崩す人が少なくないのです。こだわりが強すぎると、一般的事実とは関係なく体に影響が出てしまうという実例なのではないでしょうか。またはイタリア人の体の作りがそうなっているかですが、私は前者ではないかと睨んでおります。

人のことをあれこれ指摘するのは簡単ですが、逆に自分は何にこだわっているのでしょうか。今度イタリア人に尋ねてみたいと思います。

2017/2/27 ヤマネ@Milano