ミラノ通信

パーソナルスペース

2018/04/30

イタリア人は他の人と話す時、顔と顔の距離がかなり接近します。

Wikipediaによれば(パーソナルスペース
「パーソナルスペース(英:personal-space)とは、他人に近付かれると不快に感じる空間」であるとされています。

もちろん状況にもよるので、常に顔と顔が近いというわけではありませんが、随分と接近しても大丈夫(不快に感じない)んですね。

私は日本人ですから、イタリア人と話す場合であっても過度に顔が近すぎるのはどうも落ち着きません。もし相手の顔が迫ってくるとすれば無意識のうちに後ずさりしているのだと思います。で、そうしたとしても向こうが距離を保とうと近寄ってくることはないようです。ああ良かった。

単純に「イタリア人のパーソナルスペースは日本人のものよりも狭い」と結論付けられそうですが、電車などに乗る場合はまた別なのです。

ミラノ市内の地下鉄やミラノ行きの通勤電車は混雑しています。これになんとしても乗車しなければならない場合、日本の都市部の満員電車に慣れている私は何ら気にもせず体を外側に向けてぐっと人がいる内部へ押すわけです。

日本であれば人がぎゅうぎゅうに詰まっていても誰も特に文句を言わないでしょう。(満員電車ではパーソナルスペースという概念が消失するようですね。)

他方イタリア人はここでパーソナルスペースがしっかり登場するようで「うわー、もうこれ以上無理だよ!」とか、「次の電車に乗ってー!」とか「押さないで!」とか、やかましいの何の(失礼!)。

次の電車は15分後にしか来ないんだから、ハイ了解とは言えず心を鬼にしてねじ込ませてもらわざるを得ません。東京の基準で言えばあと1.5倍は人が入りそうなものですが。

頑張って乗車して落ち着いたら...さきほどまでワーワー言っていた人はすっかりその事を忘れるようで、隣の友達とワイワイ会話に花を咲かせておられます。今夜の料理は何にするとか。会話の内容は周囲の人に聞かれてもへっちゃらです。面白いものです。

2018/4/30 ヤマネ@Milano