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2013/07/08特許庁

特許行政年次報告書

特許庁のWeb Page
<http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/nenji/nenpou2013_index.htm>
に、特許行政年次報告書2013年版が掲載されました。
その中から数点、ピックアップします。


1.出願件数
特許出願は、昨年(2012年)1年間の件数が34万件台であり、
2009年以降、横ばいになっています。

2008年までは長らく39~42万件で推移していましたので、
昨年の段階では未だ、2008年のいわゆる「リーマンショック」
からは立ち直っていないといえそうです。

一方、昨年、日本国特許庁が受理した国際出願(PCT出願)の件数は
4万2千件台であり、前年の2011年から約5千件増加しました。
2011年も、その前年の2000年から約5千件増加しており、
PCT出願の件数の増加傾向は定着した感があります。

実用新案、意匠、商標の出願件数は
いずれも、前年比で微増でした。


2.特許審査の順番待ち期間
今年の報告書で特に目に付いたのは、
特許審査の順番待ち(審査請求から審査着手まで)の期間が
大幅に短縮されたことです。

順番待ちの平均期間は、
2010年までは25~29ヶ月の間で推移していましたが、
2011年には22.2ヶ月にまで短縮され、
さらに、昨年には16.1ヶ月にまで短縮されました。
本年はこの期間が更に短縮されることが予想されており、
審査請求から1年以内に最初の審査結果が得られるように
なるかもしれません。

まずはお気軽にご相談ください。

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