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2013/12/03特許

TIME誌記事-発明の解析

TIME誌は毎年、「発明」特集をしている。2004年にはロボットクリエイター・高橋智隆氏の二足歩行ロボットChroino(クロイノ)がcoolest inventions 2004の一つに選ばれた。

今年も11月25日号で25 BEST INVENTIONS OF THE YEARを挙げている。その中ではThe Edible Password Pill (飲むパスワード)やTHE 3DOODLER (3次元ペン)が面白かった。前者は、それを飲むと胃酸と反応し、スマホやパソコンにパスワード信号を送ってくれるというものだが、どのようにして個人パスワードになるのかは書いてなかった。後者は、ペン先から硬い線をはき出すもので、空中に線を描いてゆくとその通りに3D線画ができるというもの。様々な色の線が出せるようで、3Dプリンターほどではないが、便利に使えそうだ。

その記事の後に、発明についての大規模なアンケートの結果が出ていた。発明家は生まれつきなのか?発明家の特徴は?何が発明を妨げるのか?などの質問に対し、17カ国の1万人余りの人々の回答が集計されている。これまでで最も便利な発明は?という質問に対し、ダントツで71%の人(18~24才の若者に限ると82%)が携帯電話と答え、次点の使い捨ておむつ(!)の5.2%を大きく引き離している。良く言われる車輪や火は無かった(重要な発明は?という質問には、電気、インターネットと共に挙げられていたが)。また、特許制度に関し、どの国があなたの発明を最も良く保護してくれるか?という質問については、40%の人が米国と答え、10%のドイツ以下各国(日本は7%)を大きく引き離している。

驚いたのは、このアンケートの対象17カ国に日本が入っていなかったことだ。米国、イギリス、ドイツ、韓国、中国は入っているのに...。「発明」に日本が結びつかないのか、と大変残念に思っていたところ、最も重要な発明を作り出す国は?という質問で溜飲を下げた。過去100年では米国が36%でダントツトップだったのに対し、今後100年ということでは、18~24才の若者が日本(25%)をトップに挙げていた(中国(24%)、米国(23%))。でも、日本の何が世界の若者にアピールしているのだろう?

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