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2012/02/03弁理士ブログ

卒業式のシーズンが近づいてきた

最近は、YouTubeで「仰げば尊し」ばかり聞いている。
卒業式のすぐ後には入学式と、ワンセットになっているはずだが、やはり入学式よりも卒業式の方が印象に残っている(どちらも遠くなってしまったが)。
友人たちとの別れの寂しさというよりも、慣れ親しんだ生活が終わり、これから新しい生活が始まるという不安のためだったような気がする。

学生時代は、3年とか4年ごとに節目を付けてくれる。強制的にガラガラポンとリシャッフル。せっかく築いた安穏な生活を壊され、また一から始めなければならない。
しかし、その築いてゆくという過程が大切なのだ。若い人たちには、それをたくさん経験し、成長していってほしいということである。

社会に入ると、そのような節目が少なくなる。大企業では人事異動というものもあるが、小さな企業ではそれがあまり意味を持たない。特に、勤務年数が増えると仕事や環境に慣れてしまって、ほとんど変化のない生活を続けることになる。そして停年でようやく大きな節目を迎えるが、学生時代と違い、与えられた節目に対応する力は少ない。それから後はモノトーンの生活が続くことになる。

今日は節分。
これも、1年の連続的な変化を人為的に適度な節目で切ることにより、人々の生活をメリハリの効いたものにする知恵なのだろう。

季節の変わり目を積極的に意識し、時の移り変わりを自覚するとともに、自分の人生に自ら節目を付けてゆく。
そのように進んでゆきたいと思っている。

小林 良平

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