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2013/08/01弁理士ブログ

鯖そうめん、鯖抜き。

滋賀県は、湖南、湖東、湖北、湖西という
4つの地域に分けられる、といわれています。
今回は主に、長浜市を中心とする湖北のお話をします。

湖北は、湖東(彦根市)の人間である私にとって、
言葉のイントネーションが異なるなど、
かなり文化の相違を感じる地域です。

湖北に独特の文化の1つと思われるのが、
「鯖そうめん」です。
鯖そうめんは、焼いた鯖を出汁で煮込み、
その煮汁でそうめんを煮たうえで、
そうめんの上に鯖を乗せたものです。

以前、県民性を取り上げた某民放のテレビ番組で
鯖そうめんが紹介されたときには、
出演者が、そうめんに鯖を入れるなんて信じられない、
という反応を示していました。

鯖そうめんは、湖北以外では普通に食されているものではありませんが、
彦根のスーパーには、出来合いのものが総菜コーナーに並べられています。

鯖そうめん_鯖入り.jpg鯖そうめん_鯖抜き.jpg

左の写真に示したのは普通の鯖そうめんですが、
右の写真に示したものには、
そうめんしか見当たらず、鯖が入っていません。
つまり、「鯖そうめんの鯖抜き」(!?)です。

牛丼屋で「牛丼の牛肉抜き」を注文するようなものでしょうか。
「ネギ(玉葱)抜き」ならば見かけますが...。

鯖から出た出汁がそうめんに染み込んでいるので、
鯖抜きでもよいのでしょうが、
おそらく、本場の湖北では、邪道でしょう。

そもそも、鯖抜きのものを「鯖そうめん」と呼んで良いのか...。
もし、商標登録出願を依頼されたら、
指定商品の欄にはどのように書けばよいのか、悩んでしまいそうです
(「鯖の煮汁で煮たそうめん」といったところでしょうか)。

ただ、このスーパーでは、
普通の鯖そうめん(370円)よりも、
鯖抜き(250円)の方が、よく売れているようです。
そういう私も、実は、鯖抜きの方ばかり買っています。

谷口 聡

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