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弁理士ブログ

一年を振り返って

2016/12/05

もう12月に入りましたが、今年も知財の世界ではいろいろなことがありました。大きなところでは、比較的大規模の特許法改正が4月にあり、6月はBrexit、そして11月のトランプ氏勝利によるTPP問題。Brexit関連では先日少し動きがあり、ヨーロッパ統一特許裁判所協定(Unified Patent Court Agreement; UPCA)の批准の準備をこのまま進めるとのイギリス政府発表がありました。批准しても結局EU離脱したらどうなるの?、という根本的な問題は依然残りますが。

一方、個人的に今年一年どんな感じだったかと思い、手始めに、去年の今頃は何をしてたのか、あるいはどんなことが周りであったのか、と振り返ってみると、つい最近、そうまるで2~3ヶ月前のことのように、割と鮮明に思い出すことができてしまいました。
ということは、実際に経過した時間よりも心理的な体感時間の方がはるかに短かったわけであり、なんだか気分が良くありません。人は、新しく経験することが多いほど、時間の流れはよりゆっくりと感じられる、と聞いたことがあるので、自分の場合は、目新しいことの余りないマンネリとした一年を過ごしてしまった、ということになります。
しかし、個人的には4月から所長になり、新しいことも当然いろいろあったわけで、割と盛り沢山の一年を過ごしたような気がするのですが、どうしてでしょう?

閑話休題、普段生活する中で私が特にこの一年感じたことを挙げてみると、

まず、京都を訪れる外国人観光客の数が本当に増えた、ということを実感した一年でした。つい最近まで特に平日などは人通りの少なかった近所の商店街も、人、人、人です。また、これまで外国の方が来なかったような場所でも、外国人観光客を見かけるようになりました。駅前のごく普通の居酒屋を覗くと、周囲に溶け込んで談笑してる光景をよく目にします。
東京へ仕事でよく行くので両都市を比較してみると、もちろん人の多さという点では比べるまでもありませんが、街中で遭遇する外国人観光客の割合は、どうも京都の方が高いような気がします。例えば夜、御池通という広い通りの一角で佇んでいると、目の前を通り過ぎるのは、(やや誇張かもしれませんが)半分以上が外国の方という感じです。聞こえてくる言葉も、英語、中国語、韓国語はもちろん、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、東南アジア系の言語・・・と実にバラエティに富んでます。

次に、上で書いたことにも多少関係しますが、街中を歩いていると建築現場に出くわすことがこの一年で多くなり、そこで新たに建てられている物も、以前は駐車場などが多かったように思いますが、最近は、マンションか、そうでなければホテルなどが主流となっている印象です。実際、事務所のすぐ目の前ではホテルが建築中であり、私の家の裏手でもゲストハウスが間もなく完成予定です。

私がこの事務所で働き始めてから15年余り経ちますが、特にここ2~3年の街の姿の変わりようには驚くばかりです。ただ、当時から余り変わっていなくて気になるのが、東京都も標榜している「無電柱化」の問題です。難しい問題が絡むのは重々承知していますが、観光地である京都においてこそ、今後もぜひ強力に推し進められて欲しいものです。京都や大阪で何だか街並みがすっきりとしていて気持ちいいなあと感じたら、まず間違いなく、その区域には電柱がありませんので。

中村 泰弘