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弁理士ブログ

京都御苑と桜

2017/04/03

四月になると、至る所で一斉に桜が咲き始めます。京都にも名だたる桜スポットが沢山ありますが、最近はどこに行っても桜よりも人の多さに圧倒されてしまいます。

私は家が近いこともあり、しょっちゅう京都御苑に足を運ぶのですが、この季節には、京都御苑にも立派な桜が咲き並びます。

京都御苑は、今出川通り、烏丸通り、丸太町通り、寺町通りに囲まれた1ブロックを占め、その敷地の中に、築地塀に囲まれた京都御所があります。
京都御所は、以前は、年二回の定められた期間に限り一般公開されていましたが、平成28年の夏以降、通年公開されていて、気軽に見学できるようになりました。壮麗な紫宸殿等の建造物だけでなく、広い敷地内を塵一つ無い完全な状態に仕上げている宮内庁の気合いにも圧倒されます。

築地塀の外側は、かつては宮家や公家の邸宅が建ち並んでいたそうですが、今はその面影はなく、市民が憩う公園となっています。散在する立派な樹木の下でピクニックをしたり、巨木群が成す鬱蒼とした森でちょっとした山歩き気分を味わったりと、ゆったりとした贅沢な時間を過ごすことができます。

京都御苑には、いろんな品種の桜がありますが、その一つに、緑色の花を咲かすものがあります。
昔、夫が「うちの実家の近くの公園には、日本に三本しかないという大変珍しい『緑色の桜』がある!」とふるさと自慢をしており、京都御苑でこの緑色の桜を見つけたときには「二本目がこんなところに!!」と興奮しました。ところが、その数日後、東堀川通りに三本目が見つかったときにはさすがに訝しくなり、調べたところそれは「ギョイコウ(御衣黄)」という品種の桜で、日本の百箇所以上で見られる「比較的」珍しい桜であることが判明しました。

夫史上「三本目」の御衣黄がある東堀川通りですが、これに沿う堀川は、最近遊歩道として整備され、東堀川通りから咲き下ろす桜を見上げながら散歩することができるようになりました。京都御苑から歩いて十数分ほどですので、御衣黄巡りもいかがでしょうか。
もっとも、そこそこありふれた桜のようなので、みなさんのご近所にもあるかもしれません。

皇 珠子