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弁理士ブログ

岩村

2019/08/05

この間、岩村という町に行ってきました。中山道中津川に近い岐阜県恵那市に属しますが、中山道とは別の古い家並みが残る、一つの町です。悲劇の女城主の話が残る古い城跡は日本三大山城の一つで、見応えがありました。私は知らなかったのですが、去年の朝ドラ「半分、青い。」の舞台になった所だそうで、あちこちの店先にそのポスターが貼ってありました。カステラが昔からの名物のようで、狭い町に何軒かありましたが、そのうちの一軒がしゃれたカフェを併設していて、炎暑の中の町歩きの良いオアシスになっていました。

泊まったのは町のちょうど中心にある民宿で、二つきりの部屋をご夫婦(主に奥さんのようでしたが)が丁寧に設えておられました。良かったのが、夕食 朝食が付かないということです。町中ですので、地元のレストラン、飲み屋がすぐ近くに何軒かあります。外に出て好きなものを食べてください、ということですが、丹前のまま町を歩き、店に入れるというのがポイントでした。風呂上がりに着替えなければならないというのは面倒ですからね。朝は、東海地方名物の、喫茶店でのモーニングです。「一宮モーニング」という地域団体商標があるのをご存知でしょうか(興味のある方は、指定役務を調べてみてください)。それです。近所の常連らしき人たちが店の人と、「ゆうさんはもう帰って見えたようだね」などと話していました。

朝ドラが終了して1年。当時はすごい人波だったそうですが、私が行ったときは日曜日にもかかわらず、ゆっくりと散歩を楽しむことができました。京都ではものすごい勢いの外国人旅行者の波も、まだこちらには及んでいないようでしたが、このような素晴らしいところですので、近いうちに見つかってしまうことでしょう。是非、世界の人たちにこの場所を楽しんでもらいたいと思いますが、様々な人々、様々な文化に曝される中でも、「岩村」のブランドを守り続けて欲しいと思います。最近、経済産業省・中小企業庁の「ふるさとデザインアカデミー」という事業の中の知的財産権関連の講師を務めましたが、その事業の目的は、デザインと経営の両面から地域課題を解決する「デザインプロデュースができる人材」を育成するというものでした。各地域で、そこに住む人たちがその歴史を踏まえて地域のブランドを作り出し、盛り上げていって欲しいものです。

小林 良平