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弁理士ブログ

裁判所web pageあれこれ

2020/09/08

特許権や商標権等の産業財産権を取得する際には、
行政機関である特許庁に対して手続を行いますが、
権利を取った後に権利を行使する際、
具体的にはライバル会社の製品の販売を差し止めたり、損害賠償を請求したりする際
には、司法機関である裁判所のご厄介になる必要が生じます。

今日は、その裁判所のお話を少々。

東京地方裁判所と大阪地方裁判所には「知的財産権専門部」という部門があり、
専門の裁判官が産業財産権関係の事件を裁いてくれます。
これら2つ知財専門部はそれぞれ、インターネット上にweb pageを開設しています。
とは言っても、お堅い裁判所のことですので、
面白いことが記載されていることは期待できません。

実際、東京地裁の知財専門部は、その通りのお堅いweb pageを出しています。

一方、大阪地裁の知財専門部のweb pageを覗いてみますと、
初めの方には東京都同じくお堅い情報が載っていますが、最後に、
「クイズコーナー」
が掲載されています。
「博士と一緒に,クイズに挑戦してみましょう。各コースとも5問あります。」
とのお誘いにのって、幾つかあるコースのうちの
特許・実用新案 Aコース
を選択すると、予告通りに5問のクイズが載っています。

そして、5問目のクイズの後に描かれているイラストの、博士らしき人が曰く(いわく)
「全問正解すると知財のプロになれるよ」

・・・・・。
そんなに簡単に知財のプロになれたら苦労しません...。

とはいえ、裁判所にも、東京カラーと大阪カラーがあるようです。


さて、大阪地裁には、知的財産権専門部の他にも、
特定の分野を専門に扱う専門部がいくつか設けられています。

例えば、
医療事故による損害賠償請求等の事件を専門に扱う「医事部(第17・19・20民事部)
があります。

医事部のweb pageには人体模型の紹介というコーナーが掲載されています。
骸骨や臓器等の模型が写真で紹介されていると共に、各写真には、
「非常に役立つ,医事部の主力模型です。」
「複雑な血管の走行関係なども,一目瞭然です。」
「『骨』が問題となるあらゆる事件に対応できます。」
といった、熱いコメントが付されています。

その他の専門部の1つに、
「倒産部(第6民事部)」なるものがあります。
自己破産や民事再生、会社更生等を専門に取り扱っている部門ですが、
できれば、ご厄介になりたくないところです。

そう思いつつも、倒産部へのリンクをおそるおそるクリックしてみますと、
現れたメッセージが...

574_tousanbu.jpg

・・・・・。
歓迎されてしまいました。


さて、倒産部以上にご厄介になりたくないのが「刑事部」です。

大阪地裁には、刑事部が第1刑事部から第15刑事部までの14部、設けられています。

14部しかないのに、なぜ「第15刑事部」まであるのかというと、
「第4刑事部」が欠番になっているからです。

「4刑」→「し刑」→「死刑」を連想してしまうからでしょうか。

谷口 聡