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弁理士ブログ

京都ブランド

2021/10/21

ここ2,3年、この季節になると「黒豆の枝豆」を買いに京丹波町まで出かけています。たまたま、京丹波町の北部にある長老ヶ岳に登りに行った帰りに沿道で売っているのを見つけて購入したところ、あまりの美味しさにとりこになり、それ以降は「黒豆の枝豆」を買うためだけに京丹波町を訪れるようになりました。「黒豆の枝豆」は丹波の黒豆として有名な黒大豆が成熟する前に早刈りしたもので、豆の薄皮が薄紫色をしているのが特徴です。もともと「黒豆」が好きで、それまでも黒豆大福、黒豆パン、黒豆おかき、等々、黒豆を使った食品を見かけるとついつい買っていたので、黒豆の枝豆に夢中になるのは当然といえば当然でした。

後で知ったのですが、毎年10月になると「黒豆の枝豆街道」といって京丹波町の沿道に枝豆農家の直売所が並びます。直売所では、紐で縛っただけの枝付きの状態で売られています。京都市内では黒豆の枝豆が袋に入った状態で売られていますが、枝から豆の鞘をもぎ取る手間を考えても、本場で買ったもののほうがおいしい気がします。

京都産の農産物というと、壬生菜や聖護院だいこん、賀茂なすなどの伝統野菜に目が行きがちですが、いくつかの農産物が「京のブランド産品」(https://www.pref.kyoto.jp/brand/brand1.html)として認められているそうです。黒豆もその一つで、黒大豆のブランド「京都府産黒大豆新丹波黒」と、枝豆のブランド「京 夏ずきん」、「紫ずきん」があります。

これらのブランド名の商標登録の状況を調べてみたところ、「紫ずきん」に関する2つの商標登録(第4083006号「紫ずきん」、第4173322号「京の黒大豆えだまめ\紫ずきん」))と、「京 夏ずきん」に関する1つの商標登録(第5371807号「夏ずきん」)がみつかりました(いずれも商標権者は全国農業協同組合連合会)。一方、「京都府産黒大豆新丹波黒」については、「丹波黒」という商標登録(第4855337号)がみつかりました。こちらは、丹波ささやま農業協同組合(兵庫県篠山市)が商標権者となっていました。詳しい事情は分かりませんが、京都産黒大豆には「京都府産黒大豆新丹波黒」という名称をつけて、丹波篠山産の黒大豆「丹波黒」と区別する必要があったのでしょう。

ヒトが一瞬で認識できる文字数は10文字程度だそうです。「京都府産黒大豆新丹波黒」だと11文字。ギリギリ認識できそうです(漢字ばかりなので覚えるのは難しいかもしれませんが・・・)。

市岡 牧子